2025.12.20 /
コラム
角を取るだけで、暮らしはやさしくなる。壁を“丸く”仕上げるという選択
角を少し丸くするだけで、空間の印象は驚くほどやわらかくなります。
直線がつくるシャープさも美しいけれど、毎日を過ごす住まいには、ふっと肩の力が抜けるような「余白」も大切。
今回は、弊社の建築でところどころに取り入れているアール壁・アーチ壁について、その魅力をお話しします。
見た目だけじゃない「やわらかさ」
壁の角を丸く仕上げると、空間全体がどこか穏やかな表情に変わります。
・光の当たり方がやさしくなる
・視線が自然に流れる
・直線ばかりの空間にリズムが生まれる
ほんの小さな工夫ですが、「なんだか落ち着く」 と感じる理由は、こうした積み重ねにあります。

暮らしに寄り添うアール壁・アーチ壁
アールやアーチは、デザインのためだけのものではありません。
・通路の角を丸くして、動線をやさしく
・出入口をアーチにして、空間の切り替えを自然に
・子どもが触れても安心な形
暮らしの中で無意識に触れる場所だからこそ、やさしい形 が生きてきます。

直線と曲線のバランス
すべてを丸くする必要はありません。
直線の美しさがあるからこそ、アールがより引き立つ。
私たちは、
・見せたい場所
・目線が集まる場所
・暮らしの中で印象に残る場所
に、さりげなく曲線を添えています。
「主張しすぎないけれど、確かに心に残る」そんなバランスを大切にしています。

時間が経っても、好きでいられるデザイン
流行を強く感じるデザインは、時に飽きがきてしまうことも。
アール壁やアーチ壁は、どこか懐かしく、普遍的。
年月を重ねても、「やっぱりこの家、落ち着くね」
そう思っていただける要素のひとつです。

まとめ
角を取るだけで、暮らしは少しやさしくなる。
大きな変更ではなく、ほんの少しの工夫が、住まいの居心地を大きく左右します。
これから家づくりを考える方は、ぜひ「壁の形」にも目を向けてみてください。
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