
充実した“僕の”休日の過ごし方
豊田市 Sさま
「もともと料理が好きで、食べることも、振舞うことも好きなので週末はよく料理をします」
とSさんご主人。ご主人の腕を振るったお料理がご家族の週末の楽しみなのだそうです。
貴重な週末のSさんご家族に密着取材させていただきました。今回は、そんな“充実した僕の休日の過ごし方”について..のお話です。
現在ご主人がはまっているお料理はスパイスカレー。
「スパイスの調合からするんですよ♪」
と奥さまが本日お料理してくださるカレーのスパイスを見せてくださいました。
Sさんが今の自邸に引っ越しされる前はアパート暮らし。
その時からお料理はされていたものの限られたキッチンスペースでの作業に窮屈さを感じていたようです。
「今は調理スペースが広くて、思いっきり食材や調味料を出せています。キッチンを広くして良かった!」
今回採用したキッチンは既製品ではなく、Sさんと共に考えたオーダーメイドのインテリアキッチン。
Sさんの家事効率や動線を考えて設計しています。
「パントリーもしっかりあって、いろんな食材や調味料も収納できてしまうからついつい買いすぎちゃうんです」
とSさん。
「フライパンや鍋の出し入れが多いので、扉を無くした設計が使いやすくて便利です。シンク下はゴミ箱とその横のスペースにはIKEAのワゴンを収納しています!」
ご家庭によって調理器具の数や形、利用頻度が異なるためそれぞれに合わせた空間設計が重要です。
「そうそう♪食器棚の上のアクセント塗装。この淡いグリーンに毎日癒されてます♡」
好きなものや色に囲まれた空間。使い勝手だけではなく心地よさも重要です。
「キッチンと食器棚の間を広く設計してもらったので、二人で並んでもお互いが気を遣わずに作業できるんです。使い心地がいいですね!いずれは家族みんなで料理するのも楽しみ!」
とワクワクしたご様子でした。
キッチンだけではなくキッチンのレイアウトもお家づくり成功のポイントです。しっかりと計画し使いやすくて心地のいいキッチンを手に入れましょう。
さてさてお料理を覗いてみましょう♪
飴色になるまで炒めて♪
調味料を合わせていきます。
「(奥様)どれくらい?(ご主人)もうちょっと!!あっストップ」
ご夫婦の息がピッタリです♪
甘い玉ねぎの香りとスパイスの香りが食欲をそそります。
先に仕込みをされた具材が入ります。
奥様はすかさず洗いもの..
Sさまご夫婦の“連係プレイ”お見事でした!
「あれっ起きたかな?!」
美味しそうな匂いに誘われて、息子さんのお目覚めです。
「この人たち誰?」
と聞こえてきそうです。
「お家を建ててくれた工務店さんだよ♪おはようは?!」
人懐っこい息子さんに私たちは夢中です。
お話している傍で、お料理は最終局面に突入です。
「どのくらい食べられますか?」
盛り付けは奥様へバトンタッチです。
今回お食事をいただくダイニングスペースもSさまのこだわりがたくさん詰まっています♪
「椅子は敢えてばらばらにしてちょっと遊び心をいれてみました。テーブルとベンチは床に合わせて、私たちの好きなウォールナットで統一しています」
椅子をそれぞれで変えることで、表情豊かなインテリアとなり素敵です。
さてさて、お食事の時間です♪
いつの間にかサラダをご用意いただきました。
カフェに訪れたようです♪
スタッフも取材を忘れて、ご飯に夢中になっています。
取材はあくまで口実ですね!!食べてしまうのがもったいない気がしますが..
「いただきます♪」
貴重な週末に密着取材といいつつ、とっても美味しいお食事をご馳走になりました。 そしてこのような時間を共有でき、とても楽しい取材となりました。
貴重なお時間をありがとうございました。
家づくりは建物の完成がピークではない!
と私たちは考えています。 ボウコリーズの家づくりは徹底した対話から始まります。
1日の過ごし方、帰宅後の動線、ご趣味やライフスタイルはもちろん、お皿の数、お鍋の大きさ、お手持ちの家電に至るまで。オーナー様家族の暮らしを繰り返しイメージし、シミュレーションを重ねながら、プランを描いていくのがボウコリーズ流です。
今回は【私の暮らし方 注文住宅編】と題して、ボウコリーズでお家を建てられたオーナー様協力のもと、“完成したその後の暮らし”をお届けしました。
今後もまた、オーナー様宅より、完成後の暮らしをお届けさせていただく予定です。 最後までお読みいただきありがとうございます。
コミュニケーションを育む家づくり
岡崎市
「家族同士コミュニケーションの多い家にしたいなぁ」
Iさんは “コミュニケーション” をテーマにお家づくりの計画を始められました。
ナチュラルデザインや自然素材の家だとかのスタイルハウスではなく、Iさんご家族の完成後の暮らしのスタイルから発想する“コミュニケーションハウス”は果たして完成したのでしょうか?
今回は、そんなIさんの完成後の自邸にお邪魔しました。
「いつも家族みんなでおかしなことばかりしてふざけあっているんです♪」
と話してくださったのは奥さん。
間仕切り壁を最小限に設計した広々のLDK空間。
LDKを中心にトイレや洗面所の水廻り、2Fへのアクセスが可能なレイアウトです。
Iさんご家族の暮らしの中心となるLDKには各所に“コミュニケーションを育む”仕掛けを施しています。
Iさんご家族のコミュニケーションは、毎日このダイニングキッチンから始まります。
「最後の最後に変更したキッチンのレイアウト。急な変更を快く受け入れていただいてありがとうございました💦結果このレイアウトに大満足!!私の大好きな場所です♪」
Iさんのキッチンは一般的に多い対面式や平行2列型ではなく、“ T型 ”です。
壁向きのコンロに対してシンク側が垂直に配置されている珍しいレイアウトです。
「珍しいと聞いたとき、使い勝手に多少の不安はありました。それが、いざ使ってみると使いやすいんです♪食器の片付けやおかずを配ったり、お料理もしやすいのでおすすめ。なかでも、家事をしながらリビングやダイニングにいる家族と、顔を見ながらコミュニケーションを取れること、これが一番のポイントです!」
レイアウトに絶対はないということです。ご家族の暮らしに沿ってレイアウトを発想することが重要であることを改めて再認識することができました。
お家づくりを考えるとき、階段議論が起こるケースが多々存在します。
お子様の思春期や来客事情などから、オープン階段?クローズ階段?といった階段の設置場所問題です。
「“コミュニケーション”を重視しているので、階段はリビングからあがるオープンな鉄骨階段をお願いしました。」
とIさんはオープン階段を選択されました。
「我が家は迷路のような回遊同線になっているので、キッチンを通らず2Fへ行く抜け道もあるんです」
暮らしの変化に配慮したIさんのこだわりポイントです。
階段の場所をどこに設定するかは、インテリアにも影響を与えます。暮らし方やデザインの双方の観点から検討することをお勧めしています。近すぎない家族同士の“程よい距離感”も必要なコミュニケーションと考え空間設計に取り入れています。
Iさんのこだわりはオープン階段の周辺にも..
「階段下にある掘りごたつ風のデスクスペース。これもまたいいんです。」
同じ空間にいながらも気配や空気で感じ取るコミュニケーション。ダイニングキッチンから死角となる場所にレイアウトしています。
「ちゃんと勉強してるかな?あれっ寝てる?会話してなくてもコミュニケーションってとれるんです♪私もこの場所好きだな」
と奥さんは、今日も子供たちを監視中です(笑)
仕掛けはまだまだ続きます。
「お酒を飲んだり、お家カフェをしたり、夫婦の時間に利用するケースが多い場所ですね。星のきれいな夜に、子供たちと一緒に天体観測する場所でもありますね」
Iさんのコミュニケーションハウスには主寝室からしかたどり着くことのできない“家中展望台”があります。
上記写真右側の1F部分はリビングです。写真左の窓からは、お庭で遊ぶお子さんや公園の景色が臨めます。
4帖ほどの広さで、決して広いスペースではありませんが、Iさんご家族にとって非常に大切な場所になっているようです。お家の中にある“コミュニケーション展望台”はいかがでしょうか。
「あれっ!どこに行った?!」
いつの間にかお子さんはお庭でサッカーをしています。
お庭で遊ぶお子さんを眺めるIさんご夫婦の表情はとてもやさしく、“コミュニケーションハウス”は無事に完成したのかなと、安堵しました。
まだまだIさん邸のお話を続けたいのですが、本日はここまでです。
今回ご紹介したのは、暮らしのスタイルから発想するお家づくりは、どのような結果となるのかの検証記事となりました。
ボウコリーズの注文住宅はお客様との徹底した対話から始まります。私たちにとって、その対話の重要性を再認識することができた貴重な時間となりました。
「120%大満足です♪」
Iさんご家族は最後にそう答えてくれました。
この記事はこれからお家づくりを検討されている方に発信しています。少しでもお役に立てていれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。そしてご協力いただいたI様。感謝申し上げます。
予約の取れない“お蕎麦屋さん”がある家
豊田市 Sさま
豊田市の中央エリアに予約の取れない“お蕎麦屋さん”があるんです。
こちらの記事は、お蕎麦屋さんのご紹介記事ではありません。リノベーションを完成されたオーナー邸。その後のオーナー様の“暮らし”を事例と共にご紹介しています。
「リノベーションが完成したら、蕎麦を打つから食べに来て!!」とSさんはお打ち合わせの時にお約束くださいました。
リノベーションが完成し待望のその日がやってきました。同時にその後の暮らしを取材しています。
「お正月やお誕生日など、イベントがあるときに主人の蕎麦屋は開店するんです♪ 道具も一式揃っていますよ」と奥様。
今回のリノベーションでは“収納”の計画がとても重要なポイントとなっています。
今回は収納全般のお話ではなく、それぞれのご家庭にある“特別なもの”の収納についてのお話です。
「リノベーション以前は使っていなかった8帖の和室を収納部屋としていました。スペースはあったんですが上手に活用はできていなかった気がします。」
使わなくなった和室を収納として活用する方の割合は比較的高い傾向にあります。
8帖の収納スペースと考えると十分な広さが確保できているように感じますが、実情は、中々上手に活用できていないと考える方が多いようです。
スペースの大小よりも、収納するものに“住所をつける”と上手に整理できると言われます。
さて、気になる蕎麦打ちはどのように進んでいるのでしょうか?
撮影も同時進行のため少し緊張した面持ちのご主人。
“予約の取れないお蕎麦屋さん”が開店したようです。
「蕎麦は本当に奥が深くて、大切なポイントがたくさんあるんだよね!」
と慣れた手つきで蕎麦を打っていくSさんご主人。
「中でもそば粉に水を馴染ませる“水回し”これは大切!!うまくいかないと蕎麦が切れるんだよね」
自己流で始めた蕎麦打ちは、ゆで始めた途端バラバラに崩れ始めたなど、上手くいかなかったこともたくさんあったようです。
「こののし棒は、大工のおじさんが譲ってくれたものなんです、厚みが均等になるように細工がしてある私の大切な道具です。ほら見て!」
のし棒を取り出したご主人はこねた生地を均等に伸ばしていきます。
蕎麦打ちは、水回し→こね→延ばし→たたむ→切るなど、どの工程も重要だと教えてくださいました。
さて、今回の記事はご家庭ごとに異なる“特別な物”の収納についてです。
Sさん家の場合、蕎麦打ちの工程で使う道具もそれに該当します。あらかじめ収納の計画をしておくことで、“すっきりと片付く”お家となります。
Sさんのお宅のダイニングは、ダイニングテーブルと椅子2脚。反対には固定式の造作ベンチというレイアウトです。
造作ベンチの足元には隠れ収納が設計されています。
「このダイニングテーブルで蕎麦を打ってくれるんです。」
その場所での蕎麦打ちをあらかじめ考慮し、LDK空間を設計しています。
そしてSさんのお宅のリビングにソファーはありません。そのかわり“小上がり”があります。
ソファーをやめて小上がりに変えたにも理由があります。
「蕎麦打ちの道具は小上がりの下のこの場所に収納しています。例えば、そば粉をこねるこね鉢は40㎝程もあって結構な大きさなんです。以前は和室に置いていましたが、今はきちんと住所をつけて収納しています♪」
長く暮らしていると思いがけないものをお家に迎え入れることがあります。蕎麦道具もその一つでした。こうした思いがけないものの収納場所をはじめから計画することは難しいことです。
お家の性能やレイアウトを見直し、より“住みやすくて・使いやすくて・暮らしやすい”お家に「つくり変える」リノベーション。
そんな機会だからこそ、ご自身のライフスタイルにあった収納計画を取り入れてみるのも良いかもしれません。
さて、蕎麦打ちが佳境を迎えています♪
のした蕎麦をたたみ、包丁で丁寧に切っていきます。蕎麦を切るときに使われる板のようなもの、これを“こま板”といいます。人によってはこま板を使わず切る方もいるそうです。
こま板も材質や幅、ちょっと高くなった「枕」と呼ばれる所の高さが色々とあり、包丁を倒す角度と枕の高さにより次に切る蕎麦の幅が決まるそうです。
「少人数分作るだけでこんなに大変なのに、蕎麦屋さんはすごいよ!本当にすごい!」Sさんはしきりに感心されていました。
「さぁ!!食べて!!」
のど越しが良く、鼻を抜ける香ばしい香り..ご家庭で味わうお蕎麦ではありません。本当に美味しかったです。
こんなにも本格的なお蕎麦をご家庭で味わえるなんて羨ましい限りです。予約の取れない“お蕎麦屋さん”がある家とはこういうことだったのですね♪
以上今回は、予約の取れない“家族専用”のお蕎麦屋さんと収納についてのお話でした。
今回は【私の暮らし方 リノベーション編】と題して、ボウコリーズでお家をリノベーションされたオーナー様協力のもと、“完成したその後の暮らし”をお届けしました。
今後もまた、オーナー様宅より、完成後の暮らしをお届けさせていただく予定です。 最後までお読みいただきありがとうございます。