お客さまの声
予約の取れない“お蕎麦屋さん”がある家
豊田市の中央エリアに予約の取れない“お蕎麦屋さん”があるんです。
こちらの記事は、お蕎麦屋さんのご紹介記事ではありません。リノベーションを完成されたオーナー邸。その後のオーナー様の“暮らし”を事例と共にご紹介しています。
「リノベーションが完成したら、蕎麦を打つから食べに来て!!」とSさんはお打ち合わせの時にお約束くださいました。
リノベーションが完成し待望のその日がやってきました。同時にその後の暮らしを取材しています。
「お正月やお誕生日など、イベントがあるときに主人の蕎麦屋は開店するんです♪ 道具も一式揃っていますよ」と奥様。
今回のリノベーションでは“収納”の計画がとても重要なポイントとなっています。
今回は収納全般のお話ではなく、それぞれのご家庭にある“特別なもの”の収納についてのお話です。
「リノベーション以前は使っていなかった8帖の和室を収納部屋としていました。スペースはあったんですが上手に活用はできていなかった気がします。」
使わなくなった和室を収納として活用する方の割合は比較的高い傾向にあります。
8帖の収納スペースと考えると十分な広さが確保できているように感じますが、実情は、中々上手に活用できていないと考える方が多いようです。
スペースの大小よりも、収納するものに“住所をつける”と上手に整理できると言われます。
さて、気になる蕎麦打ちはどのように進んでいるのでしょうか?
撮影も同時進行のため少し緊張した面持ちのご主人。
“予約の取れないお蕎麦屋さん”が開店したようです。
「蕎麦は本当に奥が深くて、大切なポイントがたくさんあるんだよね!」
と慣れた手つきで蕎麦を打っていくSさんご主人。
「中でもそば粉に水を馴染ませる“水回し”これは大切!!うまくいかないと蕎麦が切れるんだよね」
自己流で始めた蕎麦打ちは、ゆで始めた途端バラバラに崩れ始めたなど、上手くいかなかったこともたくさんあったようです。
「こののし棒は、大工のおじさんが譲ってくれたものなんです、厚みが均等になるように細工がしてある私の大切な道具です。ほら見て!」
のし棒を取り出したご主人はこねた生地を均等に伸ばしていきます。
蕎麦打ちは、水回し→こね→延ばし→たたむ→切るなど、どの工程も重要だと教えてくださいました。
さて、今回の記事はご家庭ごとに異なる“特別な物”の収納についてです。
Sさん家の場合、蕎麦打ちの工程で使う道具もそれに該当します。あらかじめ収納の計画をしておくことで、“すっきりと片付く”お家となります。
Sさんのお宅のダイニングは、ダイニングテーブルと椅子2脚。反対には固定式の造作ベンチというレイアウトです。
造作ベンチの足元には隠れ収納が設計されています。
「このダイニングテーブルで蕎麦を打ってくれるんです。」
その場所での蕎麦打ちをあらかじめ考慮し、LDK空間を設計しています。
そしてSさんのお宅のリビングにソファーはありません。そのかわり“小上がり”があります。
ソファーをやめて小上がりに変えたにも理由があります。
「蕎麦打ちの道具は小上がりの下のこの場所に収納しています。例えば、そば粉をこねるこね鉢は40㎝程もあって結構な大きさなんです。以前は和室に置いていましたが、今はきちんと住所をつけて収納しています♪」
長く暮らしていると思いがけないものをお家に迎え入れることがあります。蕎麦道具もその一つでした。こうした思いがけないものの収納場所をはじめから計画することは難しいことです。
お家の性能やレイアウトを見直し、より“住みやすくて・使いやすくて・暮らしやすい”お家に「つくり変える」リノベーション。
そんな機会だからこそ、ご自身のライフスタイルにあった収納計画を取り入れてみるのも良いかもしれません。
さて、蕎麦打ちが佳境を迎えています♪
のした蕎麦をたたみ、包丁で丁寧に切っていきます。蕎麦を切るときに使われる板のようなもの、これを“こま板”といいます。人によってはこま板を使わず切る方もいるそうです。
こま板も材質や幅、ちょっと高くなった「枕」と呼ばれる所の高さが色々とあり、包丁を倒す角度と枕の高さにより次に切る蕎麦の幅が決まるそうです。
「少人数分作るだけでこんなに大変なのに、蕎麦屋さんはすごいよ!本当にすごい!」Sさんはしきりに感心されていました。
「さぁ!!食べて!!」
のど越しが良く、鼻を抜ける香ばしい香り..ご家庭で味わうお蕎麦ではありません。本当に美味しかったです。
こんなにも本格的なお蕎麦をご家庭で味わえるなんて羨ましい限りです。予約の取れない“お蕎麦屋さん”がある家とはこういうことだったのですね♪
以上今回は、予約の取れない“家族専用”のお蕎麦屋さんと収納についてのお話でした。
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