コミュニケーションを育む家づくり
暮らしの事例 09

コミュニケーションを育む家づくり

岡崎市 Iさま

「家族同士コミュニケーションの多い家にしたいなぁ」

Iさんは “コミュニケーション” をテーマにお家づくりの計画を始められました。

ナチュラルデザインや自然素材の家だとかのスタイルハウスではなく、Iさんご家族の完成後の暮らしのスタイルから発想する“コミュニケーションハウス”は果たして完成したのでしょうか?

今回は、そんなIさんの完成後の自邸にお邪魔しました。

ボウコリーズ

「いつも家族みんなでおかしなことばかりしてふざけあっているんです♪」

 

と話してくださったのは奥さん。

間仕切り壁を最小限に設計した広々のLDK空間。

LDKを中心にトイレや洗面所の水廻り、2Fへのアクセスが可能なレイアウトです。

Iさんご家族の暮らしの中心となるLDKには各所に“コミュニケーションを育む”仕掛けを施しています。

Iさんご家族のコミュニケーションは、毎日このダイニングキッチンから始まります。

 

「最後の最後に変更したキッチンのレイアウト。急な変更を快く受け入れていただいてありがとうございました💦結果このレイアウトに大満足!!私の大好きな場所です♪」

 

Iさんのキッチンは一般的に多い対面式や平行2列型ではなく、“ T型 ”です。

壁向きのコンロに対してシンク側が垂直に配置されている珍しいレイアウトです。

グラフテクトのキッチン

「珍しいと聞いたとき、使い勝手に多少の不安はありました。それが、いざ使ってみると使いやすいんです♪食器の片付けやおかずを配ったり、お料理もしやすいのでおすすめ。なかでも、家事をしながらリビングやダイニングにいる家族と、顔を見ながらコミュニケーションを取れること、これが一番のポイントです!」

 

レイアウトに絶対はないということです。ご家族の暮らしに沿ってレイアウトを発想することが重要であることを改めて再認識することができました。

ボウコリーズ

お家づくりを考えるとき、階段議論が起こるケースが多々存在します。

お子様の思春期や来客事情などから、オープン階段?クローズ階段?といった階段の設置場所問題です。

 

「“コミュニケーション”を重視しているので、階段はリビングからあがるオープンな鉄骨階段をお願いしました。」

 

とIさんはオープン階段を選択されました。

 

「我が家は迷路のような回遊同線になっているので、キッチンを通らず2Fへ行く抜け道もあるんです」

 

暮らしの変化に配慮したIさんのこだわりポイントです。

吹抜けリビング

階段の場所をどこに設定するかは、インテリアにも影響を与えます。暮らし方やデザインの双方の観点から検討することをお勧めしています。近すぎない家族同士の“程よい距離感”も必要なコミュニケーションと考え空間設計に取り入れています。

Iさんのこだわりはオープン階段の周辺にも..

 

「階段下にある掘りごたつ風のデスクスペース。これもまたいいんです。」

 

同じ空間にいながらも気配や空気で感じ取るコミュニケーション。ダイニングキッチンから死角となる場所にレイアウトしています。

階段下カウンター

「ちゃんと勉強してるかな?あれっ寝てる?会話してなくてもコミュニケーションってとれるんです♪私もこの場所好きだな」

 

と奥さんは、今日も子供たちを監視中です(笑)

 

 

仕掛けはまだまだ続きます。

 

「お酒を飲んだり、お家カフェをしたり、夫婦の時間に利用するケースが多い場所ですね。星のきれいな夜に、子供たちと一緒に天体観測する場所でもありますね」

 

Iさんのコミュニケーションハウスには主寝室からしかたどり着くことのできない“家中展望台”があります。

吹抜け

上記写真右側の1F部分はリビングです。写真左の窓からは、お庭で遊ぶお子さんや公園の景色が臨めます。

4帖ほどの広さで、決して広いスペースではありませんが、Iさんご家族にとって非常に大切な場所になっているようです。お家の中にある“コミュニケーション展望台”はいかがでしょうか。

 

「あれっ!どこに行った?!」

芝生

いつの間にかお子さんはお庭でサッカーをしています。

お庭で遊ぶお子さんを眺めるIさんご夫婦の表情はとてもやさしく、“コミュニケーションハウス”は無事に完成したのかなと、安堵しました。

まだまだIさん邸のお話を続けたいのですが、本日はここまでです。

今回ご紹介したのは、暮らしのスタイルから発想するお家づくりは、どのような結果となるのかの検証記事となりました。

ボウコリーズの注文住宅はお客様との徹底した対話から始まります。私たちにとって、その対話の重要性を再認識することができた貴重な時間となりました。

「120%大満足です♪」

 

Iさんご家族は最後にそう答えてくれました。


この記事はこれからお家づくりを検討されている方に発信しています。少しでもお役に立てていれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。そしてご協力いただいたI様。感謝申し上げます。

Iさまの施工詳細

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