コミュニケーションを育む家づくり
岡崎市 Iさま
「家族同士コミュニケーションの多い家にしたいなぁ」
Iさんは “コミュニケーション” をテーマにお家づくりの計画を始められました。
ナチュラルデザインや自然素材の家だとかのスタイルハウスではなく、Iさんご家族の完成後の暮らしのスタイルから発想する“コミュニケーションハウス”は果たして完成したのでしょうか?
今回は、そんなIさんの完成後の自邸にお邪魔しました。
「いつも家族みんなでおかしなことばかりしてふざけあっているんです♪」
と話してくださったのは奥さん。
間仕切り壁を最小限に設計した広々のLDK空間。
LDKを中心にトイレや洗面所の水廻り、2Fへのアクセスが可能なレイアウトです。
Iさんご家族の暮らしの中心となるLDKには各所に“コミュニケーションを育む”仕掛けを施しています。
Iさんご家族のコミュニケーションは、毎日このダイニングキッチンから始まります。
「最後の最後に変更したキッチンのレイアウト。急な変更を快く受け入れていただいてありがとうございました💦結果このレイアウトに大満足!!私の大好きな場所です♪」
Iさんのキッチンは一般的に多い対面式や平行2列型ではなく、“ T型 ”です。
壁向きのコンロに対してシンク側が垂直に配置されている珍しいレイアウトです。
「珍しいと聞いたとき、使い勝手に多少の不安はありました。それが、いざ使ってみると使いやすいんです♪食器の片付けやおかずを配ったり、お料理もしやすいのでおすすめ。なかでも、家事をしながらリビングやダイニングにいる家族と、顔を見ながらコミュニケーションを取れること、これが一番のポイントです!」
レイアウトに絶対はないということです。ご家族の暮らしに沿ってレイアウトを発想することが重要であることを改めて再認識することができました。
お家づくりを考えるとき、階段議論が起こるケースが多々存在します。
お子様の思春期や来客事情などから、オープン階段?クローズ階段?といった階段の設置場所問題です。
「“コミュニケーション”を重視しているので、階段はリビングからあがるオープンな鉄骨階段をお願いしました。」
とIさんはオープン階段を選択されました。
「我が家は迷路のような回遊同線になっているので、キッチンを通らず2Fへ行く抜け道もあるんです」
暮らしの変化に配慮したIさんのこだわりポイントです。
階段の場所をどこに設定するかは、インテリアにも影響を与えます。暮らし方やデザインの双方の観点から検討することをお勧めしています。近すぎない家族同士の“程よい距離感”も必要なコミュニケーションと考え空間設計に取り入れています。
Iさんのこだわりはオープン階段の周辺にも..
「階段下にある掘りごたつ風のデスクスペース。これもまたいいんです。」
同じ空間にいながらも気配や空気で感じ取るコミュニケーション。ダイニングキッチンから死角となる場所にレイアウトしています。
「ちゃんと勉強してるかな?あれっ寝てる?会話してなくてもコミュニケーションってとれるんです♪私もこの場所好きだな」
と奥さんは、今日も子供たちを監視中です(笑)
仕掛けはまだまだ続きます。
「お酒を飲んだり、お家カフェをしたり、夫婦の時間に利用するケースが多い場所ですね。星のきれいな夜に、子供たちと一緒に天体観測する場所でもありますね」
Iさんのコミュニケーションハウスには主寝室からしかたどり着くことのできない“家中展望台”があります。
上記写真右側の1F部分はリビングです。写真左の窓からは、お庭で遊ぶお子さんや公園の景色が臨めます。
4帖ほどの広さで、決して広いスペースではありませんが、Iさんご家族にとって非常に大切な場所になっているようです。お家の中にある“コミュニケーション展望台”はいかがでしょうか。
「あれっ!どこに行った?!」
いつの間にかお子さんはお庭でサッカーをしています。
お庭で遊ぶお子さんを眺めるIさんご夫婦の表情はとてもやさしく、“コミュニケーションハウス”は無事に完成したのかなと、安堵しました。
まだまだIさん邸のお話を続けたいのですが、本日はここまでです。
今回ご紹介したのは、暮らしのスタイルから発想するお家づくりは、どのような結果となるのかの検証記事となりました。
ボウコリーズの注文住宅はお客様との徹底した対話から始まります。私たちにとって、その対話の重要性を再認識することができた貴重な時間となりました。
「120%大満足です♪」
Iさんご家族は最後にそう答えてくれました。
この記事はこれからお家づくりを検討されている方に発信しています。少しでもお役に立てていれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。そしてご協力いただいたI様。感謝申し上げます。
暮らしが変わる家づくり
豊田市
自分の暮らしを大切にしたい..
家族との暮らしを大切にしたい..
心地よい暮らしを叶えるために考え始めたのがお家づくりでした。
Tさんが今の自邸に引っ越す前に暮らしていたのは、御主人の職場近くのアパート。“心地よい暮らしを叶えたい”とお家づくり考えた背景にはどんなきっかけがあったのでしょうか。
「以前に住んでいたお家が嫌だとか、ネガティブな感情からお家づくりを考え出し訳ではなくて、子供たちが成長していく今の時期だからこそ暮らしを整えたい、大切にしたいなとふと思ったんです」
とご家族とダイニングを囲みながら家づくりのきっかけをお話しくださったTさん。
心地よい暮らしを叶えるため、具体的なお家づくりの構想は出来上がっていたのでしょうか。
「いいえ、まったく構想はありませんでした」
と苦笑するTさまご夫婦。そんなTさんのお家づくりはどう進んでいったのでしょう。
「もしかしたら私たちの願いは、今のアパートでも叶うのかな?お家を建てる必要はあるのかな?注文住宅なら私たちの理想の暮らしが叶うのか?どうしたらいいのか分からない状況からのスタートでした。」
実際に動き出してみると何から始めればいいのか分からない。そんな悩みをお持ちの方も多いのではないのでしょうか。
「担当の方が言ってくれたことがきっかけで、視界が晴れたのを今でも鮮明に覚えています。それからはお家づくりへのワクワクが止まらなくなりました」とTさん。
私たちがご提案したのは“家→人ではなく人→家”、建物ではなく、そこに住まう“人”を中心に考える家づくりでした。
そこからじっくりとTさんとの話し合いが始まりました。ワクワクのお家づくり計画のスタートです。
「間取りやタイルを決めたり、キッチンを考えたり本当に楽しかったなぁ。時間を戻したい!」
と嬉しそうに話してくださったTさん。早く住みたいという思いと、この時間がとても楽しくて終わりたくないという思いがあったそうです。
「実際に工事がスタートすると、うれしい気持ちと、なぜか悲しい気持ちにもなったんです」
お家づくりの計画から、工事がスタートするまでの期間が楽しくてあっという間だったと、当時の心境を振り返ってくださいました。
「毎週のようにお会いしていましたよね?!それがなくなるのも実は結構寂しくて..」
とても嬉しいお言葉でした。
注文住宅には十分な計画が大切です。そのためにはご家族との対話が重要です。
そんな濃い時間を一緒に過ごしたからこそ芽生えた感情です。
土地探しからスタートしたお家づくりは、地鎮祭、地盤調査、基礎、建前と順調に進み、
無事世界に一邸の「これぞ我が家」の完成に至りました。
さて、そんなTさんの暮らしを少しのぞかせてもらいましょう♪
「お気に入りのポイントはたくさんあるけど、まずはキッチンからどうぞ」
まず初めにご案内してくださったのはキッチンの引出しでした。
「カトラリーケースに合わせて設計してくれたオリジナルのキッチン。きれいに収納ができています。出来ていますよね?!」
と笑顔のTさん。どこになにをどれくらい収納するのかを事前に考えておくこと、お家づくりの計画で大切なポイントです。
「先に引出しの中をお見せしてしまいましたが💦私の一番のお気に入りは工務店さんオリジナルのオーダーメイドキッチンです♪バーミキュラの炊飯器を母が新築祝いにプレゼントしてくれました♡こんな素敵なキッチンに合わせなきゃ!だそうです(笑)」
Tさんのセンスが光るキッチンです。ナチュラルなタイルや木、無骨なモルタルがすっきりとしていて丁寧な暮らしを想像させます。
「インテリアも好きですが、玄関から続く家事動線がとっても使いやすくてストレスがありません」
左に見えるのが玄関ホールの入り口。手前がリビングになっています。
リビング側には家族専用のロッカー。その反対は冷蔵庫収納とパントリー兼用の食器棚を配置しています。
「まだまだ完成ではないですけど、丁寧で心地よい暮らしってこうゆうことだなって実感しています。暮らしや家族との距離感がこんなにも変わるんだなって。本当にお家づくりをしてよかった♪」
とTさんは完成した自邸をご案内してくれました。
「何より私たちの話をじっくりと聞いてくれる工務店さんや職人さんに出会えたことが家づくり大成功のポイントです」
お家づくりはたくさんの人の繋がりからつくられます。
良質な関係性はお家づくりのポイントなんだと改めて気づくことのできた貴重な機会でした。
さて今回はここまでです。
次号ではTさんの「私の暮らし方」をもっともっと深堀していきたいと思っています。
この記事はこれからお家づくりを検討されている方に発信しています。
少しでもお役に立てていれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
そしてご協力いただいたT様。感謝申し上げます。
充実した“僕の”休日の過ごし方
豊田市 Sさま
「もともと料理が好きで、食べることも、振舞うことも好きなので週末はよく料理をします」
とSさんご主人。ご主人の腕を振るったお料理がご家族の週末の楽しみなのだそうです。
貴重な週末のSさんご家族に密着取材させていただきました。今回は、そんな“充実した僕の休日の過ごし方”について..のお話です。
現在ご主人がはまっているお料理はスパイスカレー。
「スパイスの調合からするんですよ♪」
と奥さまが本日お料理してくださるカレーのスパイスを見せてくださいました。
Sさんが今の自邸に引っ越しされる前はアパート暮らし。
その時からお料理はされていたものの限られたキッチンスペースでの作業に窮屈さを感じていたようです。
「今は調理スペースが広くて、思いっきり食材や調味料を出せています。キッチンを広くして良かった!」
今回採用したキッチンは既製品ではなく、Sさんと共に考えたオーダーメイドのインテリアキッチン。
Sさんの家事効率や動線を考えて設計しています。
「パントリーもしっかりあって、いろんな食材や調味料も収納できてしまうからついつい買いすぎちゃうんです」
とSさん。
「フライパンや鍋の出し入れが多いので、扉を無くした設計が使いやすくて便利です。シンク下はゴミ箱とその横のスペースにはIKEAのワゴンを収納しています!」
ご家庭によって調理器具の数や形、利用頻度が異なるためそれぞれに合わせた空間設計が重要です。
「そうそう♪食器棚の上のアクセント塗装。この淡いグリーンに毎日癒されてます♡」
好きなものや色に囲まれた空間。使い勝手だけではなく心地よさも重要です。
「キッチンと食器棚の間を広く設計してもらったので、二人で並んでもお互いが気を遣わずに作業できるんです。使い心地がいいですね!いずれは家族みんなで料理するのも楽しみ!」
とワクワクしたご様子でした。
キッチンだけではなくキッチンのレイアウトもお家づくり成功のポイントです。しっかりと計画し使いやすくて心地のいいキッチンを手に入れましょう。
さてさてお料理を覗いてみましょう♪
飴色になるまで炒めて♪
調味料を合わせていきます。
「(奥様)どれくらい?(ご主人)もうちょっと!!あっストップ」
ご夫婦の息がピッタリです♪
甘い玉ねぎの香りとスパイスの香りが食欲をそそります。
先に仕込みをされた具材が入ります。
奥様はすかさず洗いもの..
Sさまご夫婦の“連係プレイ”お見事でした!
「あれっ起きたかな?!」
美味しそうな匂いに誘われて、息子さんのお目覚めです。
「この人たち誰?」
と聞こえてきそうです。
「お家を建ててくれた工務店さんだよ♪おはようは?!」
人懐っこい息子さんに私たちは夢中です。
お話している傍で、お料理は最終局面に突入です。
「どのくらい食べられますか?」
盛り付けは奥様へバトンタッチです。
今回お食事をいただくダイニングスペースもSさまのこだわりがたくさん詰まっています♪
「椅子は敢えてばらばらにしてちょっと遊び心をいれてみました。テーブルとベンチは床に合わせて、私たちの好きなウォールナットで統一しています」
椅子をそれぞれで変えることで、表情豊かなインテリアとなり素敵です。
さてさて、お食事の時間です♪
いつの間にかサラダをご用意いただきました。
カフェに訪れたようです♪
スタッフも取材を忘れて、ご飯に夢中になっています。
取材はあくまで口実ですね!!食べてしまうのがもったいない気がしますが..
「いただきます♪」
貴重な週末に密着取材といいつつ、とっても美味しいお食事をご馳走になりました。 そしてこのような時間を共有でき、とても楽しい取材となりました。
貴重なお時間をありがとうございました。
家づくりは建物の完成がピークではない!
と私たちは考えています。 ボウコリーズの家づくりは徹底した対話から始まります。
1日の過ごし方、帰宅後の動線、ご趣味やライフスタイルはもちろん、お皿の数、お鍋の大きさ、お手持ちの家電に至るまで。オーナー様家族の暮らしを繰り返しイメージし、シミュレーションを重ねながら、プランを描いていくのがボウコリーズ流です。
今回は【私の暮らし方 注文住宅編】と題して、ボウコリーズでお家を建てられたオーナー様協力のもと、“完成したその後の暮らし”をお届けしました。
今後もまた、オーナー様宅より、完成後の暮らしをお届けさせていただく予定です。 最後までお読みいただきありがとうございます。