2023.08.22 / 注文住宅
コラム
暮らしをみつめて、先を見据える。
人の暮らしの中には多様な要素が混在しています。
状況に応じて変化はあるものの私達の日々の暮らしは、ある程度のパターンがあります。
お家づくりにおいてそのパターンはとても重要です。
▼目次
・生活パターンから考える
・気を遣わないことも大切
生活パターンから考える
リノベーション住宅に暮らすオーナー様宅は4人暮らし。
昔ながらの和室続きのお部屋は玄関を中心に右と左に分断したレイアウトが採用されたリノベーションとなりました。
元々お家の東側にあった玄関はリノベーション後お家の南側中央に位置を変えました。
玄関ドアを開けるとガラスを組み込んだ引違いの扉が現れます。
扉を開け左方向にはLDKや水回りなどの生活・団欒エリアが広がります。
右方向にはご家族ごとのお部屋が3部屋とお手洗いがレイアウトされています。
オーナー様:
「各部屋に行くにはリビングを通って!とも考えたけど我が家の生活パターンを考えるとこのスタイルで良かった」
今回採用したレイアウトは、オーナー様ご家族の暮らし方からヒントを得ています。
例えば、仕事の都合や就寝時間など、それぞれの“生活時間のずれ”から生じるご家族への生活音の配慮を考え、LDKのある団欒エリアと各お部屋が玄関を中心に左右で分かれたレイアウトとしています。
気を遣わないことも大切
玄関からリビングを通らずお部屋へアクセスできることの利点として普段のリビング状況に変化が生まれます。
いつでもリビングをきれいにしておくことや、ご家族それぞれの急な来客に対応するために正装しておくことなどは素晴らしいことです。
「ちょっと今日はお掃除やめておこう」
「今日はリビングでだらだらとする日」
なんという日もきっとあることでしょう。
リビングを通らず各お部屋に向かうレイアウトであれば、お子様のお友達が来客してもリビングでゆっくりと寛ぐことが叶います。
おトイレも部屋側にレイアウトしておけばリビングを通ってということもありません。
間取りに住んでみるとは、お家の完成前に平面図や立面図に自分自身が入り込みイメージをするということです。
完成してから「あれっこんなはずじゃなかった」という問題を未然に防ぐために図面から想像してみるという作業はとても重要なのです。
「 ♯図面に暮らす 」ではレイアウトの工夫やアイデアなどをご紹介しています。
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